ボタン電池誤飲の話 <長男0歳の時の話>

今から2年ほど前、長男が0歳の時にボタン電池を誤飲しました。

体温計がテーブルの上にあって、それを取ったことに親2人とも気づきませんでした。

僕が洗面所の鏡越しに何気なく、背後を見たら長男が何か食べていました。

 

おもちゃか?と思いながら近づいていくと、食べていたのは体温計。

取り上げて見てみると、ふたがない。慌てて長男の口の中をみると蓋があり一安心。

と思いきや、あれ?電池は?ない、ない、ない!!

もう1度長男の口をこじ開けて、見てみますがありません。

床を見てみても、どこをみてもありません。

血の気がサーっと引くのがよく分かりました。

本当に誤飲したのか分からないまま、とりあえず病院に電話。すぐ来てくださいと。

 

妻も私も、なんで見ていないんだ!とお互いを責めました。

これは後でも思ってもダメな行為でしたね。育児でお互いを責めるのは本当に良くない。

 

その日は朝から1歳の一生餅のお披露目の日でしたが、それどころじゃなく、

とりあえず病院へ走りました。

 

お互いピリピリした精神状態に、泣きじゃくる子ども、行きの車の中は最悪な状態でした。

休みの日だったので救急窓口へ。

 

親の焦りとは裏腹に看護師さんたちは、「食べちゃったのぉ?」とのんきな様子。

(言い回しがよくないかもですが、その表現がぴったりでした(笑)

 

レントゲンを見ると、ボタン電池がくっきり写っていました。

先生の診断は、「とりあえず様子見て、排便の都度中身をしっかり確認すること」でした。

飲食も普通にさせてOKとのことでした。

(※その2日後に無事電池が排出されてきました!!)

 

ボタン電池だったのが不幸中の幸いで、これがリチウムイオン電池だと数時間で胃に穴が開き、命の危険性がでてくることもあるとのことでした。

 

余談ですが、看護師さんによると、子ども誤飲は本当によくあるそうで、これ飲み込んだの?というまあまあ大きめのおもちゃの車のタイヤだったり、先のどがった棒状のものだったり…

いろいろあるみたいです。

 

目を離した親の責任ですし、届くところに危ないものを置かないということを改めて肝に銘じた出来事でした。